世界遺産の森-World Heritage Wet Tropic Rainforest

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デイントゥリー・リバーに斜光が差す。この地域は「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」として世界遺産に登録されている。南はタウンズビルのすぐ北にあるパルーマ及びスペク山から、北はクックタウンの南、ブラック山までの450kmにわたってこの世界遺産地域は広がっている。同じく世界遺産に登録されているグレート・バリア・リーフと平行した位置にあり、世界遺産が隣接する、世界で唯一の場所でもある。デイントゥリー周辺ではマングローブに覆われた川岸から一気に立ち上がる山塊を雨林が覆い、まさに密林を形成している。太古の昔から成長の続くこの森林を構成する植物には、世界的にも希少種のものが数多くあり、国際的に評価されているそうだ。しかし、そんな難しいことを言わなくとも、周囲を散策したり、ボートで川に出てみればすぐわかる、「豊かな場所だ」と。鬱蒼としたマングローブ林の足下では何十、何百万というカニがうごめき、宝石のように美しいユリシーズ・バタフライが華麗に舞う。ワニが泥地で体を温め、観察できる鳥類の豊富さはこの周囲をバードウォッチャーの天国としている。世界遺産に登録されているという表層的事実を超越して、きっと誰もがこの豊かさを後世に残したいと願うはずだ。まさに人類共通の財産、我らの森なのである。

Nikon F5A with MF-28,
Ai AF VR Nikkor ED 80-400mm F4.5-5.6D,
Fujichrome PROVIA 100F (RDP III)
Aperture-Priority Auto @ F8
Daintree River, Cape Tribulation NP, Queensland
September, 2001

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この記事へのコメント

2008年08月18日 22:56
連続投稿お許し下さいm(__)m(ストレス溜まりすぎ^^;)
オーストラリアの世界遺産が温暖湿潤気候の地域とは、ちょっと驚きです。エアーズロックやピナクルなどの奇岩といいますか、やはり荒涼とした大地かと思いましたが、やはり、オーストラリアは広いんですね。

ひとつお尋ねしたいのですが、よくお使いになるフィルムはやはりベルビア100でしょうか?お気に入りのフィルムなどお教えいただけるとうれいです(最近、ちょっとコダックのE100シリーズが気になっておりまして)。
管理人のbuokaburra
2008年08月18日 23:30
お疲れのようですね、ご自愛ください。

> やはり、オーストラリアは広いんですね。

はい、オーストラリアの世界遺産は、熱帯のカカドゥからタスマニアまで多岐に渡っています。ロードハウ島という宝石のような世界遺産もあります。

お尋ねのフィルムの件ですが、オーストラリア旅行では汎用性の高いプロビア100がメインです。気に入っていると言うか、色にインパクトがあると思うのはベルビア50ですね。これも少量ですがオーストラリアに持ち込みます。

最近のお散歩写真ではベルビア100を使っています。鮮やかですが、50のような「濃厚さ」はないですね。