野火-Bush Fire

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この日はツキが無かった。テナント・クリークへの道中、ダリー・ウォーターのパブで長居し過ぎて先を急ぐ最中、右後輪がバースト。炎天下、四駆用の重いタイヤを交換するのは並大抵のことではなかった。交換を終えた時点で既にその日の体力を全て消費してしまった感じである。気を取り戻して再び南下を始めると、写真のように煙が高々と立ち上る様子が見えてきた。

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かなり遠くから見え始めたので、相当大規模に何かが燃えていると察せられる。時あたかも、アメリカでのテロ事件直後、ワシは「すわ、飛行機の墜落か!?」と不安な気持ちに駆られた。

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かなりの距離を走り、ようやく現場へとたどり着く。広大な範囲の大地が黒こげになっている。たとえジャンボが墜落してもこんなに広い範囲が燃えることはあるまい。オーストラリア名物ブッシュ・ファイアである。

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アウトバックを走ると道端が燃えている ことは日常茶飯事であるが、これは今まで見た中でも相当大きい部類に入る。ワシが通りかかった時点でも火は各所でくすぶり、窓を閉めなければ煙と熱気で具合が悪くなるほどだった。空には、隠れ場を焼かれた小動物などを狙って、多くの猛禽類が旋回している。自分が望まなくとも次々と予想もしないイベントが起きる。結局この日はテナント・クリークへは到着できず、小さなロードハウスのキャンプ場に泊まった。まあ、これも一興、荒野の旅に退屈はない。

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この記事へのコメント

2008年10月24日 14:19
原因が分かるまでのbuokaburraさんのハラハラ・ドキドキが時系列で伝わってくる写真ですね。特にラストの写真、木の大きさから想像するに燃え盛る炎はかなりの高さまで上がっているようですね~その場に居合わせるとすごい迫力でしょうね。

フィルムカメラはおっしゃるようにF7は難しいでしょうね。CDとレコードように、ライカとか中判とか趣味性の高いカメラ用に細々と作られていくだけのように思います。Gタイプのレンズは私もあまり好きではないです。絞りリングでの絞り値変更の方がすばやく対応できますし。ただレンズのGタイプ化は止められないでしょうね。現在MFメインの私はAF化に当たってGタイプ中心にするしかないようです(AFレンズは1本しか持っていないので)。またデジタルで使うとなると新設計のレンズの方が写りが良いようですし。コシナ製のツアイスはいいですね。プラナーの50mm1.4とマクロ100mmはほしいです。メーカーにはバリオゾナー80-200mmF4(CONTAX)のような直進ズームをぜひ作ってもらいたいです。

旅行の件は実現できる日が楽しみです(*^^)v
管理人のbuokaburra
2008年10月25日 19:10
この日はタイヤがバーストして、テナントクリークにたどり着くことができず、大変な一日でした。この煙を見たときは、正直なところ「すわ、飛行機の墜落か!」と思いました。ブッシュファイアは数多く見ていましたが、こんなに高く、遠くから煙が見えるようなものは初めてでした。

そうですね、F7が出ることも、絞りリングが復活することもないでしょう。そうすると、レンズ資産を持っていること以外、ニコンに拘る必要が無くなって来るのですが...(泣

まあ、銀塩で行けるとこまで行きましょう。あるプロの方の言葉で、なぜ今でもフィルムを使うのかと言われれば、ポジという実体が残るからだと、おっしゃってましたが、ワシもこの意見に同感です。実体の無いデジタルデータはどうも不安なんですよね。

ワシはマクロ100mmと、最近出た18mmに興味があります。