エア湖畔にて-Ashore of Lake Ayer

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年間平均降雨量125mm以下、乾燥大陸オーストラリアの中でも最も乾いた場所。湖とは名ばかりの干からびた大地。堆積した塩が表面を覆い、炎暑に陽炎が揺れる。それがエア湖 Lake Eyerである。オーストラリア内陸部不毛の象徴と言って過言ではなかろう。エア湖を意識し始めたのはいつの頃からだったろう?南オーストラリア州北東部に点在する湖は干上がった荒地であると知ったとき、少なからずショックを受けた。それと同時にそこにはどんな光景が広がっているのかと興味を抱いた。その後も色々な文献等にエア湖の名前を認めるたびに、ワシの中でエア湖=アウトバックの一つの象徴という図式が出来上がり、その岸に立つ憧憬は膨らんでいった。アデレードから約900キロ、ウナダッタから約200キロ、世界で最も孤立した場所の一つウイリアム・クリークから約2時間のドライブでエア湖はその荒涼をワシの前に現した。湖岸に実際に立った時、正直なところ、ここが途方もなく不毛で孤立した場所であるという実感はなかった。ただただ静かである。聞こえるのは時折流れる風の音だけ。遠く陽炎の先に浮かぶ岬が苛烈な環境の一端を思い描かせる。

Nikon F5A with MF-28,
Ai AF VR Nikkor ED 80-400mm F4.5-5.6D,
Fujichrome PROVIA 100F (RDP III)
Aperture-Priority Auto @ F8
2/3 EV Exposure compensated
ABC Bay, Lake Eyre North, South Australia
October, 2001

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